看護師の仕事を辞めたいと思っていても先輩や師長に何と言えばいいのか分からずまた今年も1年...
こんな気持ちで働いている看護師さんはいませんか?
身体や心に負担がかかったまま、無理をして働く必要はありません!
しかし辞めたいという気持ちで勢いで退職してしまうと
職場の人と気まずくなったり、また別の環境でもうまくいかないんじゃないかと
自分に自信がなくなってしまったりしますよね。
ここでは経験を基に円満退職できるポイントについて説明していきます。
看護師を辞めたくなる理由

①人間関係のストレス
看護師にとって人間関係はとても大切。
部署の中に一人でも嫌な先輩、ましてや部署の風土をつくっている師長が自分にとって合わない人だととてもつらいですよね。
多忙な環境におかれていると自分に甘く他人に厳しくなってしまいがち、、、

私は感情だけで厳しく人に当たっている上司がとても苦手でした。
また看護師同士だけでなく、対医者や患者に理不尽なことを言われたり
医者と患者の板挟みにされることがとても多いです。
人の気持ちを察するのが上手な人が多い看護師さん。
人間関係の悩みはとても大きいですよね。
②体力的な負担が大きい
体力的な負担には本当に抗えないです。

夜勤で生活のリズムが無茶苦茶で、自律神経が乱れまくりが日常茶飯事
看護師にとってつきものなのが夜勤業務。
夜勤により生活リズムが乱れたり不眠や暴飲暴食を招きます。
仮眠があるといっても、時間をきっちりととりずらい部署もありますよね。

仮眠中も仕事のことを考えてしまい切り替えがうまくできないときは休憩もままならなかったです
また夜勤に関わらず患者さんの体位交換や移乗、清潔介助は体力をとても使います。
慢性的な腰痛や疲労感に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
③給料が見合っていない
世間一般的には高給与を頂いていると言われている看護師。
しかし仕事内容を考えると見合っていないと感じている看護師さんがほとんどです。
夜勤をせずに日勤だけで働くと給料も格段に下がります。
なんとも理不尽ですよね。
④精神的な負担
医療の現場では患者さんの死と向き合う時間が少なからずどの部署でもあるでしょう。
経験により患者さんの死との向き合い方も上手くコントロールできるようになってくると言いますが
やはりつらいですよね。

私はむしろ経験を積むにつれてさらに患者さんの死を重く受け止めてしまうようになり、精神的に疲労してしまいました
また常に複数の患者さんの薬剤投与、呼吸器の管理、転倒のリスクマネジメントなど
業務内容に緊張感があります。
心が休まる時間が少ないと心が疲れてしまいます。
⑤キャリアチェンジや家庭の事情
職場になれてくるとルーチン業務ばかりで仕事にやりがいを感じられなくなり
キャリアアップや他の仕事に興味がでてくる人も増えてくるでしょう。
また結婚や子供の成長段階、親の都合で退職のタイミングを考える人も多いようです。
⑥勤務外の勉強会や委員会
勤務中に研修を受けることがなかなかできず、
勤務後に研修をうけなければならないことよくありませんか?
その時間は残業代が発生しないこともあります。
また委員会を任されるようになると委員会の参加によって本来の業務が滞ってしまい
結局残業をして帰らなければならないことに繋がります。

興味を持てない委員会の話合いで残業をしなければならず精神的にも体力的にも限界でした。
先輩や師長と円満に退職するポイント

ポイント①伝えるタイミングを考える
退職を伝える時期は原則就業規則に記載されている時期内に伝えることができれば問題はないですが
円満退職をのぞむのであれば自分の意志がしっかりと固まった時点で師長さんに伝えましょう。
また「改めてお話がしたいです。」と話しあえる時間をあらかじめ確保してもらえるように
アポイントメントをとりましょう。
突然言われるよりも、そのほうが受け手にとっても気分がいいものです。
さらにその日の業務などを考え師長さんが忙しくないであろう時間を考えて伝えると
よりに穏和に話あうことができるでしょう。
ポイント②退職理由は建前を使うのも手
円満に退職するには時には建前を使うのもひとつの手。
「嫌いな人がいてもう一緒に働きたくない。」
「業務が忙しすぎる。」
「日々の業務に嫌気がさしてしまった。」
このような理由だと角が立ってしまったり、引き留められてしまうことが多いです。
本音をありのままに伝えず、建前を使いながら
その中に自分の人生を大切にしたいことがうかがえるような伝え方が一番です。
「キャリアアップをしたいので○○の分野に挑戦したいと思います。」
「○○に引っ越して新しい環境に身をおいてみたいと考えました。」
「家族と過ごす時間が増えることを一番に考えたいと思い、退職します。」
ポイント③転職先、今後の過ごし方を決めておく
退職したいことを伝えると上司からは
「退職してどうするの?」と返答が返ってくることがほとんどです。
また引き留められてしまうと自分の決心が揺らいでしまうこともあります。
退職したあとの過ごし方については退職を伝える前から考え、相手に伝えることができるようにしておきましょう。
「しっかりと考えた末に選んだ決断なんだな」
と相手から納得してもらいやすくなります。
ポイント④転職先は遠方または異なる分野
もし建前(嘘)で退職を選ぶならできるだけ再就職先は今働いている環境とは大きく異なる場所を選択するのがいいでしょう。
医療者間同士の情報網はかなり広く、建前であったことが簡単にバレてしまうことがあります。
円満退職を望むのであれば、退職後の状況がすぐに伝わらない環境がいいですね。
ポイント⑤引継ぎをしっかりと行う
ずっと辞めたかった職場を辞めれることが決まると仕事の手を抜いてしまいがちですが、
退職日まではしっかりと責務を果たしましょう。
自分が負っていた役割や委員会については後任が決まります。
円満退職のためには退職日を心待ちにしながらも
引継ぎをしっかりと行い迷惑が掛からないようにしましょう。
まとめ
円満退職ができるポイントをまとめました。
看護師は人手不足もありなかなか上司に伝えても辞めさせてもらいにくい状況にあります。
しかし何よりも大切なのは
自分の身体や心、人生です
皆さんが円満退職できるように応援しています!
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